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ゲームやアニメの感想とかプログラムとか

Carrion

謎の生命体となって人間を喰らいながら研究所を脱出するゲーム。 自機のウネウネしている触手がグロテスクです。 PC版のレビュー。

独特の操作感

最初はゲームパッドで操作していました。 左スティックで移動、右スティックで照準の操作、ボタンで触手を伸ばしたり技を使ったりする。 一般的な操作だと思うが、右スティックでの照準合わせがしずらかったのでマウス操作でやってみることにした。

マウスだとFPSでお馴染みの移動かと思いきや、左クリックでカーソルに向かって移動、右クリックで触手を伸ばすという操作方法。 この操作が独特で新鮮な感じがし、移動しているだけでも楽しい。 ゲームが進むにつれて体が大きくなっていくが、その影響で壁に引っかかったりして、もどかしくも妙な感触が味わえて良い。 技はキーボードで出します。

ニンゲンオイシイデス

右クリックで触手を伸ばすわけだが、これでドアを掴んで開いたり壊したり。 さらに人間を掴んで引き寄せてムシャムシャ。 オイシイ・・・。 逃げ惑う人間たちを捕まえるのは楽しい。

最初のうちは丸腰の人間たちだが、進むにつれて銃を持ったり火炎放射器を持ったり。 物陰に隠れながら後ろを向いたスキにさっと触手を伸ばせば大丈夫。 しかし油断していると連発で銃を食らい、あっという間にこちらが死にます。 特に火炎放射器が厄介で、受けたら水に入るまで体が燃え続けるので注意。

いかなる相手でも掴んでしまえばこっちの物。 これがこのゲームの醍醐味です。

美しいドット絵

ゲーム画面は暗い雰囲気ながらドット絵による映像が美麗だと思います。 プレイヤーである生命体は細かく書き込まれていて、触手を這わせて移動したり、人間を捕食するシーンがよく出来ていると思います。ドット絵でここまでのアニメーション表現は凄いですね。

パズル要素

エリアをクリアしていくごとに新しい能力を手に入れ、出来ることが増えていきます。 通路のいたる所に仕掛けが施されていて、この能力を使ってパズル的な仕掛けを解いて進んでいきます。 体が大きくなっていき、切り離すことで使える技も変わってくるので、この辺も考えながら進めていくことになります。 マップが段々複雑になっていき、仕掛けも少し複雑になっていきますが、能力を試行錯誤していけば何とかなるバランスです。

突然の人間操作

エリアを進んでいくと、突然人間を操作するパートになります。 人間視点からの状況なのだろうか。 何だか退屈だなと思いながら淡々と進んで簡単に終わります。 ストーリー的に必要な場面だったのだろうけど、操作する必要あったのだろうか?と思っていたら後で必要になるので操作方法を忘れないようにしておきましょう。 この辺はよく出来た前振りですね。

不満点

マップが広く、繋がりが分かりづらい

マップはそれなりに複雑で広い。 エリア間はシームレスに繋がっているわけではなく、別の場所へ移動する形になる。 最初の方は先に進むだけだが、終盤になってくると前のエリアに戻ったりする必要があったりして迷ってしまう。 マップを表示する機能がないため、把握するのは大変。次回作を作ることがあるなら付けて欲しい。

ボス戦がない

たまに厄介なトラップがあるのでこれの回避方法を考えたり、手強い敵の倒す方法を考えたりとかは楽しい。 しかし、やはりこの手のゲームではエリアの最後に待ち受けるボスと戦うというのが欲しかった。 そう、もうっと刺激が欲しいのだ・・・。

買うべきか

そこそこのボリューム

ボリュームも思ったよりもあるので、結構遊べました。 今回はGamePassでプレイしたけど、Steamでは2,000円程で売っていて、値段分は充分に遊べると思います。

難易度はそんなに高くない

これに関しては良いのか悪いのか。 後半はそれなりに手こずるが、リトライを繰り返せば何とかクリアまで辿り着くので、丁度いい難易度なのかもしれない。 もっと高難易度モードは欲しかった。

グロいのに抵抗がなければ買うべき

最近はゲームをプレイしても最後までやることが少なくなった・・・。GamePassのようなサブスクだと余計そうなりますね。 Carrionは久しぶりに面白いゲームに出会ったなと思い、最後まで夢中でプレイしてクリアしました。 後は格納ユニット集めという収集要素があるのでそれもやり遂げたい。 次回作も熱望しています。 今回はGamePassでのプレイでしたが、そのうちSteam版も買ってまたやろうかなと思えるくらい良かったです。