brown water

ゲームやアニメの感想とかプログラムとか

めぞん一刻完結編

アニメのTVシリーズを全話視聴し、劇場版の完結編も観たくなったので早速観ました。

配信はされていないようなのでレンタルで見ようと思ったが、近所のツタヤに置いてなかった。 というわけでツタヤディスカスを使って宅配レンタルで取り寄せました。

作画が劇画調に

見てまず思うのは、TV版と比べて作画が大分変わっているということです。 原作マンガやTV版の少し可愛らしいタッチとは違い、劇画調になってキリッと引き締まった感じ。みんな大人になったぁ。 違和感はあるけど見慣れたキャラがいつもと違うのは新鮮で面白い。 外伝的な話だし区別がついていいかな。

内容の方は、二人の結婚式直前の一刻館の一晩の出来事で、今まで出てきた主要キャラがほとんど登場します。 こずえちゃんは本編に登場せず、エンディングに出てくるだけ。

そしてTV版には居なかった二階堂が登場するため、話が繋がらない(笑) かなり適当な性格のキャラ。 二階堂が読んでるのはファミコン雑誌でしょうか。ちょうどスーパーマリオがヒットしてる頃かな。 今回、二階堂は重要(?)な役割を果たしますが、全体的に見ると影が薄いのだった。

八神との関係に決着

八神と五代の関係が曖昧になっていたので、その辺をメインに描いて補完している。 八神は相変わらずですが、五代くんも相変わらずです。 管理人さんと八神の対決は今回で決着し、確執も解消されたようで一段落。 これで安心して式へ臨めるでしょう。

管理人さんの父とキャバレーのマネージャーも登場しますが、ひょんなことからこの二人が一刻館の密室()に入って二人だけで愚痴り合うという妙な展開に。 もちろん同じ夜の同じ場所の出来事ですが、この二人は最後まで他の住人と会うことがないのだった。 それにしてもマネージャーは怖そうだけどいい人だ。

管理人さんが待っていたという手紙の件が終盤に解決するわけですが、散々引っ張った割には大したエピソードでもなくてちょっと拍子抜け(汗) 写真がなくなってその時点で婆ちゃんは気づかなかったのだろうかとか、空気が張り詰めるほどの緊張感が出るのだろうかとか、設定に無理があった感じはしました。

会話劇を堪能しました

この完結編は原作にはないので外伝的なお話だと思いますが、TV版の終盤が急展開な感じで、描かれなくて曖昧になっていた部分を今回補完することが出来たと思います。 最初から最後まで、ほとんど一刻館の中で、ほとんど会話ばかりですが、楽しめました。